2007年05月14日

River Jeffrey Buttle @HFOI

脊椎の疲労骨折を抱えたジェフリー・バトルが、
故障明け、初めて観客の前に姿を見せた、2006年12月9日のアイスショー、
彼がここで披露した "River" が、わたしは好きでたまらない。

しばらくの間、氷の上でのトレーニングから離れていたジェフは、
心なしか頬が少しふっくらとして見えるし、
たたずまいには、アスリート然としたオーラが見えないような気もする。
だけど、氷の上に戻って来られたよろこびを心の奥深くで噛み締めるような
あの笑顔がたまらなくいい。

衣装はジェフが好きだと話す色、ライトグリーンのセーター。
ザックリとラフな、普段着のようにも見えるセーターを着て
のびのび滑る姿を眺めていると、
氷の上からハミングが聞こえてくるような気がする。

カナダの首都、オンタリオ州オタワ。
街の中心を流れるリドー運河は、冬になると凍って、世界一長いスケートリンクになる。
首都オタワだけあって、官公庁に勤める人も多いらしく、
お役所勤めの方がスケートで通勤する不思議な光景は
"冬の風物詩" とも言われているのだとか。(Rideau Canal Skateway
わたしは数ヶ月前に知った、そんな話を思い浮かべていた。

普段着(のような衣装 笑)で、のびのびと氷の上を滑るジェフは、
まるで天然のリンク、リドー運河でスケートを楽しんでいる青年のように見える。
故障から復帰したジェフの今季を思い返し、
こんな穏やかな表情でスケートをする姿をずっと観ていたいと願いながら、
ここ数日、"River" を何度も観ていた。

ジェフに呼応するのは、力の抜け具合いがリラックスした身体に沁み入るボーカル。
朴訥としたシンプルなピアノが美しい。
この、言わずとも知れたカナダ出身の女性シンガーソングライター、
Joni Mitchell の代表作である "River" をカバーしているのは、
Ben Jelen という、スコットランド出身のミュージシャンだという。

動画が出回っていた年始、Ben Jelen がカバーしていることだけは調べたものの、
クリスマスソングだから、クリスマスの歌なのでしょう?
そんな安直な理由から、とくに歌詞を探すこともせず、それきりになっていた。


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 クリスマスが到来しても、私の住む街には雪が降らない。

 私に川があれば、凍った川でスケートができる。
 私に川があったなら、川を滑ってあなたに会いに行けるのに。

 ◇英語歌詞  
 ◇歌詞の解釈を参考にさせて頂きました(The Carpenters)
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歌詞の解釈を調べながら、胸がいっぱいになってしまった。


君が氷の上を滑ってくれなければ、君に会うことはできない。
スケートを続けてくれなければ、
世界中のファンは、あの美しい演技に会うことができない。


ずっと、頑張って欲しいと思う。

何だかうまくまとまらないけれど。
つまり、そういうこと。
               
posted by Riccazow at 00:10 | Comment(8) | TrackBack(0) | フィギュアスケート
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