2008年03月30日

いいときも、悪いときも。

  

  

  
つづきを読む> 著作権侵害スイマセヌ。 【4/1 追記: コメントありがとうございます】
posted by Riccazow at 20:28 | TrackBack(0) | フィギュアスケート

2008年03月27日

Gold Medal Skating Champ

ようやく、ワールドチャンプという現実が頭のなかに入ってきたような。
すこしずつ、じわーっと嬉しい感情が込み上げてきます。
実は、記事らしい記事にも写真にも、まだほとんど目を通していない状態で、
なかなかハイテンションな更新ができずにすみません。

Gold Medal Skating Champ Jeffrey Buttle Returns Home To Hero's Welcome

上の記事の Photo Gallery 左から3枚目。
光と影… まるで絵画のような構図ですね。
"I Pagliacci" にも、こんなに美しい写真におさめられる日が訪れたのねー。
写真元: Getty Images - Search - Jeffrey Buttle
つづきを読む> @メダリスト会見  【3/29 追記: コメントありがとうございます】
posted by Riccazow at 02:05 | TrackBack(0) | フィギュアスケート

2008年03月13日

08 四大陸選手権@韓国高陽 〔16. Exhibition〕

◇2/17 エキシビション (Jスポplus 放送を観ての感想)

世選も迫っているというのに、KY なエントリー投稿が続いております。
EXは生で観ていないのですが、せっかくなので放送を観ての演技感想のみをサクサクッと。
地上波は、さわりをほんの少し観ただけだったので、
話に聞いていた、ライサさん&ジェフの "俺フィギ" もようやく(笑)
映像でもすごい歓声ですが、会場はさぞかしすごかったことでしょう。楽しそうでええなー。
世選を前に、スケーターも良いエネルギーを注入できたかも知れませんね。

         −−−−−−−−−−−−−−−

大健闘女子4位の キム・ナヨン選手
瑞々しい音が耳に残る、透明感のあるワルツ。
調べてみたら "Hwang Jin Yi (ファン・ジニ)" 韓国のドラマ音楽でした。
MUSICO: サントラ3曲目 「健やかに」
演技に深みを副える臙脂色のスカート(チマチョゴリ)も素敵。
表情などでアピールできるようになれば、尚よし。かな。

出た! "Sexy Back" ステファン・キャリエール選手
ビートの裏の裏 (表と裏の間の空白) まで体の中に落ちているという芸の細かさ。
今季いろいろな "Sexy Back" を目にするなかでも、
一音一音に見入ってしまう彼のバージョンがダントツに好きです。

安藤美姫選手、イキイキしてるなー。
このプログラム、コケティッシュな美姫ちゃんの笑顔がよく映えますね。
夏、木洞のリンク火災でショーが中止になって以来の訪韓になるのかな?
韓国のお客さんにのせられて、すごくのびのびと演技しているのがわかります。
全日本以降、彼女の明るい表情がたくさん見られて嬉しいです。

キンバリー・ナバーロ&ブレント・ボメントレ
こちらも、大人気の "Sexy Back"
美姫ちゃんに続き、キンバリー嬢も黒のホットパンツがよくお似合い。

エヴァン・ライサチェック選手、マイケル・ジャクソン。
遊びのあるナンバー&衣装のライサさん、貴重なお姿ですね。
しかしながら、これはもう彼のデフォだから仕方ないのか、
いらんところにまで、無駄に力が入りすぎているのが惜しい。(ごめんなさーい!)

おなじみ "Summertime" ジョアニー・ロシェット選手
あの気怠い抜き感を、あそこまで趣深く上品に魅せることができるのは、
現役スケーターでは彼女くらいしかいないのでは。
筋細胞ひとつひとつまでもが繊細に音の波をコントロールしていくイメージ。

ジェフリー・バトル選手 "I Pagliacci"
肩甲骨から伸びた左腕、カーブを描き反る背中、重なる弧と変化の妙、
かざす右腕と振り仰ぐ視線。
苦悩するテノールとイナバウアーに映る紙一重、錯誤の狭間、
心を捕らえてやまないうつくしきものとは、かくもおそろしきもの―― か。
たった数秒に詰め込まれた情景に、心奪われる。

"Adagio" チン・パン&ジャン・トン
秘めた憂い、静かな情熱に、ぐっと惹き込まれます。
今回、現地観戦したフリーでの情感溢れるロミジュリの素晴らしさに、
すっかり二人のファンになって帰ってまいりました。世選が楽しみ。

ブルーの衣装、浅田真央選手 "So Deep Is the Night"
全身にしみこんだ音楽が、波動と同化するようですね。
その動きはとても大人っぽいのだけれど、
表情に見る感情の込め方には、まだまだ幼さも覗えるかんじ。
でも、そこがいいんだろうな。
少女と大人の狭間を漂うような無意識さにこそ、今の真央ちゃんを感じます。

テッサ・ヴァーチュー&スコット・モイア
清流も濁流も、最後まで落ちないスピードで滑るなか、
テッサちゃんもさることながら、
スコットくんの首から背中、腰につづくラインの美しさったら、ちとやばいですね。
あの表情豊かな首のポジションには、会場でも釘付けでした。

高橋大輔選手 "Bachelorette" 久々に観られて嬉しい。
今季は SP, FS ともに、アグレッシブさを前面に出したプログラムのせいか、
内在的表現と滑りの余韻を感じることができるバチェラレットに、不思議と懐かしみが。
オウルリムヌリの一般客席はスタンドのみだったので、
目が合った瞬間に連れ去られるという (本当に連れ去られるわけじゃないですよ)
一番おいしいポジションに観客がいないのが、もったいないですね。
いや待て、アリーナ席なんて設けた日には大変なことに…… なくて正解でしたか。

無言で意思表示したい方、ひとこと言っておきたい方、もちろんクレームをつけたい方も。こちらで受け付けております。
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posted by Riccazow at 00:54 | TrackBack(0) | フィギュアスケート観戦

2008年03月10日

08 四大陸選手権@韓国高陽 〔15. First impression〕

四大陸@Jスポplus 初回放送も、各競技ひと通り終わり、
3週間弱あたためておいた残像を、初めて第三者視点を通して観ることに。
出場メンバー、続出する好演技、会場に響く大歓声……
改めて本当に面白い大会だったことを知り、何だかすごく満たされた。

感想を書きながらあたためつづけておいた、ジャッジ反対側、自席を基点とした残像と、
ジャッジ側から撮影された映像が一体になることで、
まるで演技映像が、ぐるり360度、鳥瞰パースのように映るのもたまらなく面白い。
果たして映像音声からはどう聞こえるのか… と気になっていた怒涛の大歓声も、
ほどよくマイルドに処理されておりますようで(笑)


女子フリー、中盤以降スタミナ切れでバテてしまった、
ウズベキスタンの、アナスタシア・ギマゼトディノワ選手。
ジャンプミスを連発したあとのフィニッシュに、「づがれだー、もうダメ゛」
とでも言いたげな、おどけ半分の疲れた表情を見せながらも、
ひと呼吸おいたあとに見せる清々しい笑顔とともに
「ありがとー、おかげで何とか滑りきれたー!」
そんなメッセージを伝えるかのごとく、
歓声で盛り上がる客席を、氷の上から拍手で讃える姿が素敵だった。
あの会場で感じた空気、まさに今回の四大陸を象徴する場面かも知れない。

残念ながら、わたしは、あの日の客席にはいないのだけど、(男子FSまでの観戦だったので)
リンクと客席を隔てるフェンス越し
あんなふうに、スケーターに力を与えられる観客になれたらいいと思う。

しかながら、受容の深さを思わせる態度といい、
オリエンタルテクノを滑るセンスといい、
ベテランの底力、27歳にしてPB更新。
アナスタシア姐さん、カッコよすぎますぜ!


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         −−−−−−−−−−−−−−−

Thanks a lot!

3/10 22:54
Yokkiさん、おひさしぶりです。
鋭い、よくわかりましたね。
仰せの通り、秘かにフリーの新衣装をイメージしてみたり。色合いだけですけど。

3/11 10:19
Kさま、こちらにもコメントありがとうございます。
楽しそうな方が映っていらっしゃる、と思いきや……
他人を見つけて喜んでいる場合ではなかったようです(汗;)

**web clap を送信して下さった皆さんへ、ありがとうございます。**
posted by Riccazow at 21:59 | TrackBack(0) | フィギュアスケート観戦

2008年03月08日

08 四大陸選手権@韓国高陽 〔14. High score vol.4〕

◇2/15 観戦三日目 男子FS-4

ステファン・キャリエール選手
う゛ーー、ごめん。思い出そうとしても、完全に記憶が途絶えている。
ポケーッとどこかに行っちゃってたんだな。きっと。
そう言えば今回の四大陸、何気に12月のNHK杯メンバーが揃っていたのですよね。
キャリエール、アボット、シプール、ソーヤー、チェンジャン……
仙台へは行かれなかったけど、韓国で観られるんだ〜、なんて喜んでおりました。


だいだい色ギザギザお衣装がまぶしい チェンジャン・リー選手
二日前のよい勢いそのままに突っ走ってほしいところでしたが、
ジャンプをミスするたびに演技の流れがプツンプツン途切れてしまう。
残念。会心のSPにはつづかなかったか……。
それでもキスクラでは、いつものおとぼけを見せてくれるんですよね。
ペットボトルをプレゼントに見立て、しきりに何かをアピる(笑)
懐深い表情が、会場の空気を癒しておりました。
そう言えば… 世選出場ならず。さみしい。
そう思うと尚更、今季を締めくくる拍手喝采SPを生で観られてよかったー、
という思いが込み上げてまいります。
いびつささえも味としてプログラムに調和させていく様には、まさにベテランである彼の大きさが。


高橋大輔選手 のムラサキ衣装… 生で見るのは日米対抗以来。
演技の邪魔をしかねない主張色を着る意味がまるでわからなかった10月、
新横浜で初めて目にした瞬間の衝撃は、未だに忘れられないわけですが… ごめんなさい
この日の公式練習、4ヵ月ぶりに見た紫の静けさに驚いたことを、よく覚えています。
彼自身が色の強烈な主張を支配するかのような、 あぁ… 色を超えたのだな、と。

序盤、クワド2回の成功。
空気を切る鋭さで次々と決めていく、まるで短距離走者を思わせる後半のジャンプ。
重厚な滑りで氷を駆け抜けていく圧倒的な存在感の大きさと、
スローパートに見た小さな後ろ姿と、胸には強いハート。
圧巻の4分半、場内スタオベ、会場ではただただ呆気にとられるばかりでした。
ジャンプからジャンプへ、目的地はひとつ… 一切の雑念が削がれた疾走感を前に、
これまでいまひとつ見えにくかったプログラムのカラーを、
初めて、はっきりと感じ取ることができたような気がします。

GPファイナルでは、スケ連からのコメントが公になったりと、
どこか到達しきれない印象の拭えなかったプログラムですが、
驚愕のトータルスコア 264.41。すごいっ!
国際大会で歴代最高得点を与えられた、これは大きな力になりますね。
――2週間後、一体どんな瞬間が待っているのでしょう。

         −−−−−−−−−−−−−−−

ジェフはライサさんを上回って堂々の2位。
演技直後の自身に憤るような表情、
また、キスクラでは怒涛の歓声に応えるファンサービスがありながらも、
やっぱりどこか微妙な温度は拭えない… といった空気も見えましたが、
表彰式ではいつもの自然な笑顔が見られて嬉しかったな。

思いがけぬ高得点に、本人も何が何やら… ビックリしていたようですが、
点数を貰えることは、やっぱり嬉しいことですものね。
世界選手権を前に "高得点" "笑顔" よいイメージングが具現化されたことは、
今のジェフにとって、必ず追い風になるものと思います。

★表彰式はみんなが一斉に乗り出していたので、実はあまり見えなかったのです…(笑)
 でもそのかわり、場の空気をたくさん祝福してまいりました。
 いろいろ書き足りないこともあるのですが、時間の都合上、今日はこれにて!


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2008年03月05日

08 四大陸選手権@韓国高陽 〔13. High score vol.3〕

◇2/15 観戦三日目 男子FS-3, Jeffrey Buttle 思い込み日記

最終グループ 6分間練習直前のリンクサイド。
肩のストレッチから両肩を引く動作、ジャンプ体勢の確認、
膝下をゆるめてバランスをとり、筋肉の緊張を解くように首をまわし……
身体をほぐしながらスタンバイするスケーターのなか、軽くアップを繰り返すジェフ。
シプールくんから右手を差し出され、笑顔で握手を交わす姿も。(動画ありがとうございます)
ここからスケーターが氷上に飛び出して以降、表彰式、ウィニングラン終了まで、
会場に渦巻く怒涛の嬌声、悲鳴がやむことはありませんでした。
6分間練習中、視界右斜め下には、困ったように苦笑いするジェフの姿が。
あの状況には、さすがに驚いた(笑)
あのなかで集中力を持続できる人がいるとしたら、ある意味すごいですよね。
鍛錬されたトップスケーターにはそれが可能なのかも知れないけれど。


トップバッターは、エヴァン・ライサチェック選手
序盤4Tでの転倒に、残るジェフ、大輔くん、あー、どうなるのだろう… と。
このあたりでは、既に演技を堪能する余裕など失っていたような気がします。

ヴォーン・シプール選手、そうそう、これが観たかったのー!
重量感のある、たっかーい3Aに、ひとり座席で大興奮。
いやなんかもう、濃ゆい血がたぎりましたわ。(なんと、GOE 1.86 の加点)
今季、またひとり味のあるカナディアンを生で観る機会に恵まれ、
生観戦の充足を感じておりました。

         −−−−−−−−−−−−−−−

ジェフリー・バトル選手 の登場に、会場は絶叫の嵐。
ゴールドのモチーフが際立つ、コントラストの強さが印象的な新衣装。
昨季の世選、今季GPと、なかなか強いイメージを残しきれずにいるアララトだけに、
残像を払拭する意味での、衣装が視覚に与えるインパクトの強さというものも、
追い風にして欲しいところ。
すべてを味方に。どうかよい効果がもたらされますよう。
会場で目にしたときは、あえてアララトの世界にこだわらない、
勝ちに行くための衣装なのだとばかり思っていたのですけれど、
WFSに掲載されているお写真を見ると、スタンドカラーやゴールドのモチーフや、
細かなところに中東をイメージさせるディテールが織り込まれているのですね。


公式練習から調子の良さを覗わせていた3Aのコンビネーションを決め、
そして、わたし的には何と言っても次の3F+3T。
視界左遠く、あの軸がぶれないセカンドジャンプの高さには目を見張りました。
(GOE 1.29 の加点だったのですね。すごい)
更には、リンク向こう遠くに見た3+2.. +2、
いっぱいいっぱいにつけたサードジャンプには、執念さえ感じたほど。
絶対にコンボを跳ぶ… という強い気迫は、
演技を通して、リンク対角線にあるわたしの席まで伝わってくるものでした。

右から左へ、リズムをタメるようにリンク手前を横切っていくジェフ。
リリカルなフレーズの短調と、なぜか口元にのぞく白い歯。
まさか、あんなにも笑顔の似合わないイナバウアーが存在するとは……。
大歓声を楽しんでいたのかな。
あのミスマッチ・イナは、今思い出すだけでもちょっと笑ってしまう。

つづくループでの危うい着氷、今季初めから幾度か目にしたルッツの転倒、
それでもスピン2連続はうまくまとめてフィニッシュ。
(プロトコルを見ると、前半のアクセルもダブルだったのですね)
映像未見ゆえ、思い違いもたくさんあると思いますが、ミスはあったものの、
ジャンプの軸も取り戻したように見えたし、身体のキレだってなかなかのもの。
こうして思い出しながら書き出してみると、
苦戦していたGPからみて、格段に上向きな内容だったことがよくわかりますね。

なのに演技中、フィニッシュ後、自分がナーバスな気持ちに陥ったのは何故だろう…
思い返せば、当日の公式練習でステップアウトを繰り返していたサルコウが
脳裏に焼きついて離れない自分がいたのだと思います。
それこそ、人に見せない普段のジェフリー・バトルが、
クワド成功に向けてどれだけ過酷なトレーニングを積んでいるのかなんて、
誰にも知ることはできないのだし、
公的な いち練習風景 に、なぜに過敏反応しているのでしょうね。>自分
ジェフが跳びたい4回転、試合でうまく跳べる日がくるといいな… と思います。

ミスに対してか、それとも目標としていた何かが達成できなかったためか、
リンクの隅で、納得できず首を横にふるジェフに構うことなく嬌声が沸く会場の反応にも、
あのときのわたしは、すこし戸惑ってしまったのかも知れません。


思いがけず目にした高得点。トータルスコア自己ベスト更新。
きっと客席が私のように思い込みの激しい人(汗;)ばかりだったら、
あの高得点はどうなっていたかわかりません… よね。
韓国の皆さんが後押ししたパワーの賜物だと思います。 Kamsahamnida!
どうせなら一緒に声を上げておけば良かったかも知れない。と、今更なことを言ってみる(笑)


今季最終目標に向かうジェフを、この目で見届けることができた機会に感謝を。
ジェフの調整が今日もうまくいっていること、祈ってます。
(男子FS つづく)

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         −−−−−−−−−−−−−−−

Thanks a lot!

3/6 17:12
みなっちさん、こんにちは。大変遅くなりました。(現在 3/8 23:30 です)
恐れ多き、温かいメッセージをありがとうございます。
ジェフとシプールくん、チームカナダのおおらかさにはグッときますよね。
ひとり四大陸を回想しているうちに、気がつけば3月も中旬… 早いなー。
お母様のお手製衣装、きっとジェフの力になるでしょうね。
#6分間練習の苦笑い、確かに目にしました。
 ようやく映像を観ましたが、現地ではあの10倍・100倍と言っても過言ではない歓声だったので(笑)

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2008年03月04日

08 四大陸選手権@韓国高陽 〔12. High score vol.2〕

◇2/15 観戦三日目 男子FS-2, 大会プログラムのこと

今回の四大陸は、ISU主催にも関わらず、結局公式サイトも開設されないまま、
開幕まで一ヵ月をきってもチケットの価格は決定されず、発売は始まらすetc.
日本から眺めていると不思議なことが多く、不安ばかりが先行する遠征でもありました。
が、現地に着いてしまうとなんてことはなく、
日本では味わうことのできない運営の微妙なラフさ加減も、是よきことかな――

観戦初日、会場通路を挙動不審にうろうろキョロキョロ散策しながら、
大会プログラム の販売がないことに気づきました。
案の定… 公式サイトが存在しない時点でこれは想定範囲内。と、すんなり納得。
ところが製氷中だったか、近くの席に数冊のプログラムを抱えた女性を発見。
親切なことに、その韓国人女性から一部いただくことができました。
どうやら競技が始まってからプログラムが会場に到着したようで、
結局ブースも何も設置されないまま、通路で大盤振る舞いされていたのだとか。
日本なら漱石さま二枚のところ、こちらでは無償で大盤振る舞いか…(笑)

中を覗いてみますと、女子のカバーページを飾るのはもちろんキム・ヨナ選手、
男子のカバーページをどうだ、と大きく飾っていたのは、高橋大輔選手、
(次に扱いが大きいのがライサさん、ジェフは切り抜き写真でちょっと小さめ)
カナダ女子では、意外にもジョアニーの紹介がなく、ミラ・リャン選手が載っていたりと、
アジア系選手へのリスペクトが感じられる構成に。

アシュリー・ワグナー選手の写真に、なぜかデカデカとミラちゃんの名前が、
道化師衣装を着たジェフの切り抜き写真の輪郭には、カクカクと妙な手づくり感が漂い、
更にはパン&トン、怜奈さんペアの国籍がカナダだとか。 それもこれもご愛嬌ってことで。

プログラムにまつわる一連のラフな空気は、当初日本で勝手に抱いていた不安や余計な力みを、
すとーんと一気に抜いてくれるものだったような気がします。


         −−−−−−−−−−−−−−−

というわけで映像未見、かなり怪しい記憶を頼りに 第3グループ
中庭健介選手、クワド成功で波に乗ってーーー! と客席から祈るも、
序盤4Tで転倒、その後もSPに引き続きどこか空回りするかのように続くジャンプミス。
怪我のことを知りませんでしたから、調整がうまくいかなかったのかな… と、
どこか勢いに乗り切れない姿を、もどかしく応援しておりました。
ベテラン選手にとっての大切なひと試合、ワンシーズンが終わること…
今回は、SP, FS 通して、その重みを感じさせられたような気がします。
たくさんの拍手をもらいながら会場を魅了したイーグルが心に残っています。

スマートでキレのある滑りを魅せてくれた、小塚崇彦選手
ジャンプのいくつかが抜けてしまったものの、隙のない技術が光っておりました。
例えるならば、小塚くんの簡潔で無駄のない文章の隙間に、情景や色や空気や…
教科書には載っていない何かが読めるようになることで、
更に観客の心に訴え得る演技になるんだろうな、と思います。 世界選手権、がんばって。

今季ショートでは、ただでさえリズムに乗ることに苦戦しているうえ、
13日のSPでは滑走順も起因してか、残念な内容だった ジェレミー・アボット選手
アボットくんの滑りや音楽表現のセンスがいいなー、と楽しみに出かけ、
思いがけず、その滑りの良さに惚れこんで帰ってきた10月を思い起こしておりました。
日米対抗以来に観る生ワルツ、静かな派手さのあるプログラムです。
頑なに挑戦し続けた意思が報われ、今季締めくくりにして初のクリーンなクワド成功。
視界左端でポーンと上がり、着氷した瞬間、
この日を見届けることができて良かった… と、しみじみ静かに感動しました。
TESだけなら2位。PCSはTR以外をオール7点台に乗せるという快挙。
めぐってきたチャンスを生かすことができて良かったー。
アボットくんにとっても、来季に向けて大きな意味のある試合になったでしょうね。
フィニッシュ後の歓声が、これまた一段とすごかった(笑)
アボットくんも、目を見開きながらビックリするように笑っていました。
SPのときには見かけなかった応援バナーもいくつか発見。嬉しい光景でした。


ショーン・ソーヤー選手 の登場で、場内の空気は一気にやわらかく。
キャメルスピンから始まる独創的なプログラム、楽しみにしておりました。
フライングキャメルからのコンビネーションスピンを長く魅せたあとに、
音の余韻を残すフィニッシュが素敵。
あのフィニッシュは、できれば表から観てみたかったな。

しかし最初から最後まで、リンクには様々なものが投げ込まれていたような気がします。
ラッピングなしで花を投げ込んでいるのかと驚くも、よく見ると造花だったり、
(めかしこんだアートフラワーではなく、いわゆる "造花" なんですよ。化粧室とかにありそうな)
投げ込まれたお菓子の袋が破けて、アルミに包まれたキスチョコ(?)が、
氷の上にばら撒かれるという場面も……。
皆さん投げ込むのが楽しくて仕方ないご様子。
(男子FS つづく)

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2008年03月02日

08 四大陸選手権@韓国高陽 〔11. High score vol.1〕

◇2/15 観戦三日目 男子FS-1

まとまりのないエントリー投稿がつづいておりますが、
観戦から2週間が経過し、そろそろいい加減で曖昧なこの記憶が…。
またも小分けになりますが、映像未見のうちに、覚えていることを書いておこうと思います。

オウルリムヌリのリンクは、新横浜とほぼ同規模だったのでしょうか。
ロングでもショートでも、どの席もわりと観やすかったのではないかと思いますが、
なかでも男子フリーは、リンクにほどよく近い席(ロングスタンド2列目)だったので、
臨場感も増し、より演技を堪能することができたような気がします。

目の前の欄干に視界を遮られるスタンド最前列の方はどうするのかしら?
と思っておりましたら、
今回わたしの前列に座った韓国の皆さんは、ミニ座布団持参で地べたにあぐら。
そのおかげもあって、欄干が少し邪魔をするものの、視界はなかなかのもの。
男子SP観戦での疲労感には、さすがに学習させられましたゆえ、
FSでは場の空気を楽しみながらも、基本自分のペースで観戦できたかな、と思います。

         −−−−−−−−−−−−−−−

SP同様(いや、以上か?) 客席は 第1・第2グループ から既に沸きまくり。
なかでも、SPで愛嬌のある演技を魅せてくれた、
南アフリカ ジャスティン・ピーターソン選手 の人気っぷりにはビックリでした。
あんなにすごい嬌声の悲鳴をもらう経験は、彼にとっても初めてだったんじゃないかな。
東京世選では、日本の観客の冷静な視線に見つめられるなか、
あの棒のように細い身体がどこか心細く見えてならなかったのですが、
今回は、キスクラでのビッグスマイルやノリノリのアドリブに、
彼本来のキャラクターを見ることができたようで、楽しかったです。

表と裏を間違えたまま演技をつづけるスケーターが数名(?)いたことも、
下位のスケーターならでは、といったかんじの微笑ましい光景でした。
わたしは最も盛り上がっていたジャッジ反対側(裏)で観戦していたのですが、
ニッコニコとアピールしながらジャッジを無視しつづける姿が、なんかおかしくて…。
フィニッシュ後、間違えて裏からおじぎを始めてしてしまう選手も。

スピンがひょろひょろぐらぐらしていた、メキシコの ハンベルト・コントレラス選手
失礼ながら決して音をつかめているわけでもなく、スピードがあるわけでもなく、
技術的に何かが長けている、と言える出来ばえではなかったのですが、
スローリーながら、エレメンツひとつひとつを間違えないようにこなしていく姿に、
よくわからないけれど、わたしには何か、とても響くものがあったのですね。
身体も細い印象で10代にしか見えなかったのですが、バイオによると24歳でした。
技術では追いつくことができないけれど、
それを上回る精神性な何かを彼が持っていたのでしょうか。
出場選手21人中、SP20位、FS21位、最終結果21位。
最下位… そっか。 彼が最下位だったことは、今初めて知りました。
生観戦ってやっぱりいいな。彼の演技を観られてよかった。よかったー と思います。

オーストラリアの ニコラス・フェルナンデス選手 は、選曲が印象的。
SPの音楽を聴きながら、どことなくアララト風味だなー、なんて思っていたのですが、
FSも、どこか民族的でエキゾチックなラインが耳に残る曲だったのでメモ。
◆SP: Xena Warrior Princess (soundtrack) by Joseph Lo Duca
◆FS: Desert - Xotica (Journey to the Heart) from Cirque du Soleil by Rene Dupere


最終Gを含む全スケーターの演技を観たなかでも、その印象が衰えなかったのは、
ワルソーコンチェルトを滑った、中国の ミン・シュウ選手 (第2G)でしょうか。
音の長さや強弱にシンクロする滑りに、ぐいーっと惹き込まれてしまいました。
音の余白を大きくのびやかに全身でふくらませていく演技、かなり好みです。
どことなく大輔くんのラフマニに通ずる世界を感じてならなかったのですが、
コリオグラファーがモロゾフさんだと知って、すとんと腑に落ちた感が。
彼の国際デビューは昨季の冬季アジア大会でしたが、もう27歳なんですよね。
素敵な感性を持っているスケーターだと思います。長く頑張っていただきたいなあ。
東京世選でも、客席通路でかなり大胆に(?)アップする姿を何度かお見かけしましたが、
今回も、ひとり通路でジョグしたりストレッチしたりする姿があり、勝手に親近感を抱いておりました。

(男子FS つづく)

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2008年03月01日

08 四大陸選手権@韓国高陽 〔10. Kimbap〕

◇このエントリーは私的日記です。

記憶をなくすように眠りに落ちた観戦初日の翌朝、韓国二日目。
背の高いFIX窓から見おろす大通り、通勤車両の流れ、遠くのビル郡、朝の色。
身支度しようにも、さし込む光の反射で、部屋の鏡がまるで用を成しませんでした。
窓の遠くむこうまでつながる淡むらさき色をした空の高さを測りながら、
今の時間が好きでたまらなかった2月14日の朝です。

まともに喋ることのできる言葉といったら日本語くらい、ときにそれさえ怪しいのに、
どうして言葉も通じないこの地下鉄に、ひとりわたしは乗っているんだろう。
ふとそんなふうに感じる瞬間がたくさんあって、
そのたびに、そうか、ジェフ・バトルを応援したい自分がいなければ
今のこの瞬間には出会えていなかったのだなー、と気づいては、
ふーっと心がゆるんだり、笑ってみたくなったり、じわーっと涙が出そうになったり、
いろんな気持ちがありました。

誰ひとり姿のみえない氷点下の大通り、あたりをぐるーっと見わたしてみても、
ひとりぽつねんと、ここにいるのは自分だけでした。
広いリンク、たったひとり音楽を待つスケーターって、どんなだろう。
誰ひとり自分を知らない、言葉の通じない観客に何かを伝えるって、どんなだろう。
高陽の道には、たくさんの感情がおりてきました。

韓国でハマッたものと言えば、韓国海苔巻き "キムパブ(キンパッ)"
滞在中は、毎日のようにいただいておりました。
胡麻油がきいたコクのあるご飯と、
なかに巻かれた、ツナマヨ、たくわん、きゅうり、卵焼き、チーズ etc.
血のめぐりが全身にワーッと広がっていく唐辛子料理が並ぶなか、
キムパブは、どこかなつかしい、居心地のよい韓国の味がするようでした。

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posted by Riccazow at 02:20 | TrackBack(0) | フィギュアスケート観戦
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