2008年11月15日

08GPS 中国杯@北京 〔3. 混沌渦巻き〕

☆このエントリーは、北京を歩いた日記です。

西直門駅から続く大通りのカオスとはうってかわり、
北京動物園に一歩足を踏み入れると、
佇立する荘厳な樹木が、静寂の森のような雰囲気を醸している。
見学経路を外れた静かな道を行きながら、訪れる人々の表情を眺め歩くのが楽しかった。
今回の北京で訪れた観光地と言えばそのくらい。

         −−−−−−−−−−−−−−−

宿泊していたホテルの裏通りに、企業か何か、シンプルで近代的な建物が見えた。
隣りには整備された溜池が見える。散策がてら外に出てみることにした。

ホテル裏の駐車場にまわると、正面には部屋から見えた近代的な建物。
視界右、ホテルの隣りに見えるのは、今にも外壁がポロポロと崩れそうな、
濃いだいだい色と黄味がかった白色のツートン、古びた5階建の… アパートだろうか?
各世帯の窓まわりを、みすぼらしく錆びた緑色の柵が覆う。
柵のなかには、木の蔓、鳥籠、花瓶… 雑多なものが様々に放置してある。
ある世帯の柵に、大量の白菜が積まれていた。(*)

だいだい色の古びた外壁と、錆びた緑、寒風に晒される白菜。
通りひとつ越え、どこまでも高い空の淡い青色を挟んだ向かいには、
近代的な建造物がそびえる。
まるで芸術のような、心惹かれてならない不思議なコントラストだった。
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posted by Riccazow at 00:34 | TrackBack(0) | フィギュアスケート観戦

2008年11月13日

08GPS 中国杯@北京 〔2. 禮貌, manners〕

☆このエントリーは、競技レポではありません。

現地の空気を感じたい、なるべく日本語の聞こえないところがいい、
大通りから奥まった場所にこじんまり佇む三つ星ホテルを拠点に三日間、
行き帰り片道徒歩20分、北京動物園の正門を横に眺めながら、首都体育館へ。

初日、到着したばかりの部屋でうとうと仮眠を貪る。
気づけばそろそろペアSPが始まるという時間だった。
急いで会場に向かうと、既に演技が始まっている様子。
さすがペア大国中国だわ。第一グループの最初からいい具合に座席が埋まっている。

ジャッジ側中央、VIP席上方 (場所で言えば2階席) にも既にビッシリ。
当然の如く、どなたかが座っていらっしゃった。
……ええ、たぶんそこわたしの席(笑)

中国では、自分の購入したチケットが後方の安い席であっても、
前方の良席が空いていれば構わず座ってしまうのが通例らしい。
そんな話を耳にしたことがあるので、とくに驚きはしなかったのだけど、
ズラリ埋まった座席前にはとても人が通れるようなスペースはなく、さてどうしたものか。
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posted by Riccazow at 10:53 | TrackBack(0) | フィギュアスケート観戦

2008年11月10日

08GPS 中国杯@北京 〔1. チウゴク!〕

無事到着した北京首都国際空港、入国ゲートへ向かう通路際、
方々に見受けられる軍服を着用した警備員。
ああ中国に来たんだなー。

空港地下のタクシー乗り場へ向かう前に立ち寄った両替所にて、窓口嬢に声をかける。
「ニーハオ!」 聞こえているはずなのに、なぜか無視される。
二度目にしてようやく上がった顔からは、じろり、まるで睨みつけるような視線。
求めに応じて提示したパスポートが窓口のむこうから投げるように返ってくる。
3人の諭吉氏が大勢の毛沢東氏 (100元札の束) となって、
手裏剣のような勢いで手元にとんできた。

「……☆※△ ???」

空港からホテルまで乗せてくれた人の良さそうなタクシーの運ちゃんを除けば、
タクシー乗り場の男性係員、ホテルの女性フロントスタッフ、
この国の入国ゲートを通過してからというもの、
不思議なほど人の笑顔というものに出会うことがない。

ホテルで仮眠をとる。
自分がなぜここにいるのか、これまた妙なところに来てしまったものだ… 
まだ首都体育館にもたどり着いていないというのに、
既に帰りたい気持ちが高まるばかりだった初日。

翌日、西直門駅近辺を散策がてら立ち寄った個人商店でお菓子とコーラを買ってみた。
どすんとレジに居座るのは、勘定する手際はよいものの、
終始仏頂面を崩そうとしない恰幅のよい中年女性。
恐る恐る商品をレジに出す。
言葉がわからない。
キャッシャーに表示された液晶数字を読み取りながら、必死に会計を済ませる。
すると、お釣りとお菓子とコーラが勢いよく すっとんできた!
あぁぁー、もうちょっとでレジ台から落っこちるとこなの…(困惑)

なるほど… そゆこと。 そーゆーことなのか。

瞬間、昨日からのアレコレすべてがつながっていった。
誰も意地悪でそうしているわけじゃなし、たぶんこれがこの国の普通。

それらが自分のなかに落ち、本能で理解できたその瞬間、
体の奥深くからふつふつ込み上げてくる笑い、湧き上がってきたライブな感情、

いやはや、なんつー国だ中国! おもろすぎるわチウゴク!!

つづきを読む> 【追記 11/13 13:15 コメントありがとうございます】
posted by Riccazow at 23:46 | TrackBack(0) | フィギュアスケート観戦
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