2010年04月29日

映画 『第9地区』

district9

こういう ばあーん! としたかんじのアメリカ映画って滅多に観ないのだけど、
『ラブリーボーン』 で内的な近しさを感じてから
何となく気になっていたピーター・ジャクソン氏が関わっている作品だということで。
観に行ったのは、たしか先々週だったと思う。

ああ、さすがだなあと思ってしまった。
間口を広く大らかにとった上で描かれているから、
観客それぞれの深度でちゃんと楽しめるようになっている。
だけど、この映画が見つめているのは、ただ、いちばん深いところ。
生命の根源にある一点の光を、しっかりと見つめている。
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2010年04月28日

blueberry

4月25日、ようやくイヌコの骨を土に還すことができた。
"ジェルソミーナの種" が頭のなかにやってきたあのときから、(*1)
骨を埋めた上から種をまいてあげたいという思いがあったのだけど、
さてこれから冬に向かっていく、という季節にまく種があるはずもなく、
肌寒い空の下、庭のどこに埋めてあげたらいいのか、
こちらもまた、まるでイメージが湧いてこないまま、
それならそれで急ぐ必要ないのかもねと、この冬は、家のなかで過ごすことに。

透明な黄緑色の羽をした黄色い頭のあのひとが
小さなブルーベリーの木の枝で寝ていた今月はじめのあの日、(*2)
翌日になってようやく、ああ… と。  ピースがそろっていた。
ぜんぜん気づいていなかったことに、はっと気づいたような気がして、
そのまま、ブルーベリーの木の下に決まったのでした。
隣りには、フラクタル宇宙な、ハナミズキの木。(*3)
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2010年04月25日

apple

20100425.jpg

つい先日、曼荼羅とは何ぞやと調べていたところに通りかかったページで
"ユングの集合的無意識" が、りんごに例えられているのを読んだところだったので、
谷川俊太郎さんの 「魂のいちばんおいしいところ」 というりんごの詩が、 (*1)
何やら絶妙なタイミングで響いてきたわけです。 (ご紹介ありがとうございます)

土曜日の朝、目が覚めてからしばしの間、
ベッドのなかで 「りんごは宇宙だわねー」 に思いをめぐらせていた数分後、
宅配便で届けられた内祝いのランチョンマットに描かれていたりんごの絵が愉快で、
そのあとぼんやり 「虫のこと」 について思いをめぐらせた最後、 (*2)

 もしみんなが なぜ、なぜと尋ねるなら
 こう答えよう 「それが人間というものだから」

マイケルの "Human Nature" を思ったのでした。
そして、こんなに毎日ストーカーなみにしつこく聴いているくせに、
そういえば歌詞カードってまともに読んだことがなかったのだわと
初めて歌詞カードに目を通してみたところ、
そこには 「この街が巨大なりんごなら、一口かじらせてよ」
りんごをかじりたそうに歌うマイケルさんがいらっしゃったのでした。
りんご週間! さくさく。
(と、自分が楽しいだけなのでした。 失礼イタシマシタ…)


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2010年04月24日

ハラノムシ

羽の破れたオンボロイヌコの蝶、青い月の日のてんとう虫と、葉ダニたち、
ナウシカと蟲、下北沢の虫けらたちに、グレゴール・ザムザ、
誕生日の蜘蛛氏に、黄緑色のひと……

虫を介して "光と闇" を幾重にも問われながら、幾重にも問われようと、
これまでもこれからも、わたしの答えは変わらないと思う。
イヌコが死んで、何の自覚もないままに自分が歩いていた/歩いている世界のことが
少しずつ見えてきた気がしている。
そこで確信したのは、どんな命にも、宝物のような可能性があるってこと。
一匹の小さな虫の命が、そのひとの一生に関わるほどの希望の光になりうる世界が、
たしかにある。

         −−−−−−−−−−−−−−−

腹の虫がおさまらない、弱虫、泣き虫、悪い虫がつく、
金食い虫に、点取り虫、虫酸が走る、虫が好かない、今日は虫の居所が悪い etc.
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2010年04月23日

あまりんご

 神様が大地と水と太陽をくれた
 大地と水と太陽がりんごの木をくれた
 りんごの木が真っ赤なりんごの実をくれた
 そのりんごをあなたが私にくれた
 やわらかいふたつのてのひらに包んで
 まるで世界の初まりのような
 朝の光といっしょに

 何ひとつ言葉はなくとも
 あなたは私に今日をくれた
 失われることのない時をくれた
 りんごを実らせた人々のほほえみと歌をくれた
 もしかすると悲しみも
 私たちの上にひろがる青空にひそむ
 あのあてどないものに逆らって

 そうしてあなたは自分でも気づかずに
 あなたの魂のいちばんおいしいところを
 私にくれた


  ――魂のいちばんおいしいところ  谷川俊太郎


りんごのカタチ、脳のカタチ、地球のカタチ、やさしいまるのカタチ。。。
あまりんご… ふふふ(笑)


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2010年04月19日

Dangerous

脳と心Y それでどうしてこんな動画をわたしは見てるんだっけ?
見ようと思って検索したわけじゃないということだけは確かなのだけど、
たどり着いた経路がまるでぜんぜん思い出せない。 むむむ。 大丈夫かいな >自分

ぐるぐるぐる…。 そうだ、そうだったのでした。
Youtube の favorites から、マイケルの "Smile" を聴いていたのでした。
そこでコレ、最近できたらしい新機能 Next in your favorites が登場する。
Smile 再生中に、ひとつ前の動画 植物が成長する様子 が右側のてっぺんに表示されてて、
そういえば年末にこんな動画を登録したんだったなーと、思い出すように見ていたら、
今度はその関連動画たちに目がいって、
WILD PLANTS OF JAPAN Osumunda japonica から 科学映像館 目で見る生命 へと、
何となく 脳から内臓まで 驚異の人体映像 へ、
で、そのまた関連動画に 【驚異の小宇宙】 脳と心Y 01 があったのだった。

いきなり出てきたネアンデルタール人さんに、何かタイムリーなものを感じて見入っていたら、
しばらくして出てきた番組のサブタイトルは 果てしなき脳宇宙〜無意識と創造性 で、
わあ、これはどんぴしゃだわと、それで日曜の朝っぱらからこんな動画を見ていたのでした。
(1993年〜94年に放送された NHKスペシャル の動画。 01〜06まであります)


         −−−−−−−−−−−−−−−

イヌコが死んで、自分でも気づかないうちに、こうやって降りていたのかなあと思う。
樹木希林さんが養老孟司先生の井戸 (無意識界) に降りていくという映像に、
ものすごくリアルなものを感じてしまった。 【驚異の小宇宙】 脳と心Y 03 の最初)
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posted by Riccazow at 23:34 | TrackBack(0) | ひとりごちる

2010年04月17日

Good Mother

朝、目覚めた瞬間にわかる。
普段は聴こえていないような微細な音の粒子までもが
いろんなカタチをした白い幾何学模様に吸い込まれている気配。
細胞が胎内の記憶を持っているのかなんて、
生まれる前にも死んだあとにも、わたしにはわからないけれど、
どこか深いところに大切におおいくるまれているみたいに懐かしくて静かな、
4月の雪の朝は、胎内の記憶に似ているのかも知れないなあと思った。 (*1)

先週末開催された SOI @代々木の4公演
ジェフが滑ったあのプログラムが土曜の夜公演限定だったということを今ごろ知る。
音のない音を滑るジェフのスケーティングを愛しすぎている者としては、
偶然の幸運だったかもしれぬ。 感謝、感謝、感謝である。
そして、アコースティックなあの曲のタイトルをついさっき知った。
"Good Mother" (@Jay Brannan) (*2)
うふふ… いつだってこういう偶然は、楽しくてうれしいからスキ。

 I’ve got a good mother
 And her voice is what keeps me here

 Feet on ground
 Heart in hand ……


明治神宮の参道を歩いてから代々木体育館へ向かった先週の土曜日、
ジェフが紫と白の光沢のあるシャツを着ていたあの日は、
何やら "母" な日でもあったのだなあということに気づく。
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posted by Riccazow at 18:05 | TrackBack(0) | ひとりごちる

2010年04月15日

半年。

風に散るたくさんの桜の花びらが、朝の国道を走っていた。
ときどき車輪に吸い込まれそうになりながら、えいやーっと宙返りしては、
車輪のあとを、うわーっと一斉にくるくるおいかけていく姿は、
風の歯車に生をゆだねながら、死んでいくことを楽しんでいるひとみたいだった。

そして仕事帰り、日が長くなったせいで、久々に夕焼けを見ることができた。
ふるふると半熟卵みたいな、今にも漏れ出しそうな夕日。
西の空をいのちの色に染めながら、空は一日を生ききっていくのだなあ。

イヌコが死んで、ちょうど半年が経とうとしている。
一年前、死はどこか遠いところにあった。
わからないから、感じようにも感じることができないもの。 それが死だった。

人体の細胞はだいたい半年くらいで入れ替わるというけれど、
この半年間で、自分のなかの何かが、総書き換えされたくらいのかんじがある。
なんかもう、自分のことなのに、考えるだけでくらくらしそうになるほどに。
当たり前だけど、自分がみている世界は、世界のほんの表層にすぎなくて、
あまりにものを知らなすぎる自分を思い知っている真っ只中に、今はいるかんじ。


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2010年04月11日

明治神宮の参道を歩く。

というわけで、ジェフ・バトルさん来日中。
土曜日は代々木体育館へ。
いろいろ迷ったのだけど、今年の SOI (スターズオンアイス) は土曜夜の一公演だけに。
ジェフが着ていた光沢のあるシャツのグラデーション (淡い紫〜白) が、
金曜の明け方にみた夢の色と同じだったなー とか思いながら(笑) (*1)
感想はいずれまた、何か書けたときに。

         −−−−−−−−−−−−−−−

会場へ向かう前に、明治神宮の参道を、一時間ほど歩いてみた。
ここを歩くのはもしかしたら、成人式の日以来かも知れない。
白い襟巻きに華やかな柄の入った振袖… というおきまりの型にどうしても惹かれず、
赤の無地の振袖に、ダークな緑の薄手のストールを選んだのだった。
そんなことを思い出した。

原宿駅周辺の雑踏をすっと抜けたところに、こうして静かに在るんだね。
外国から観光に来た人びと、友人との時間を楽しむ人びと、
黒い布を纏うムスリムの女性、深遠な面持ちで木々を眺める老人…
自然の神秘と相似するみたいに、
たくさんの異なる時間が太い参道に流れ込むように、今がつながってる。
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posted by Riccazow at 17:49 | TrackBack(0) | ひとりごちる

2010年04月10日

夢をみた。

夢って憶えていられないんだなあ。 そもそも、夢なんてみてるのかな。
漠然とそう思っていた矢先、金曜日の明け方に、夢をみた。
美しく澄んだ映像。 透明な、不思議ななつかしさが込み上げる夢だった。
こういう種類の夢を憶えていたことって、たぶん初めてじゃないかな。
よくわからないけれど、この夢のことで、日中、何度か涙が出そうになったのだった。
言葉におこしておいたほうがいいような… 気がしたので、出かける前にメモ。

#以下、わたし以外が読んでも意味のない個人的なメモとして。

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posted by Riccazow at 12:41 | TrackBack(0) | ひとりごちる

2010年04月09日

ヘンシン!

ふいに聴いた二日前のあのときから、なんか "夢を見る人" な日々。
わたしが持っているのはベスト版で、iPod でタイトルを探していたら、
そういえば ORIGINAL LOVE ベスト版のタイトルって 『変身』 だったのでした。
ちゃんと聴いたことはないのだけど、『東京 飛行』 というアルバムのなかには
"カフカの城" という曲が入っていたりもするから、
たぶん 『変身』 もカフカからとったんじゃないかしらというような気がして、
うふふ… また虫、そしてまた虫なのだわ、とか楽しくなりながら、
それでなんか気になって数年ぶりに手にとってみた 『変身』 は
そういえば緑色のクリアパッケージを着ていて、緑色を脱がせてみると、
歌詞カードを開けた途端にとびこんできたのが "脱皮" だったから、また楽しくなってしまった。


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"夢を見る人" のつぎのつぎには "プライマル" が入っている。
朝のホームで "プライマル" を聴きながら、ふいに聴こえてきた
「愛はいのちよりも前にあるから」 のフレーズが、深いところに流れこんできた。
昔から好きなフレーズではあったけれど… ああ、そういうことだったのだな。
田島氏はここで、ここのことを歌っていたのだなあ、と思ったら、なんかじーんとした。
いのちの根源は、つよく、あたたかく、まぶしいもの。
(primal とは、根源の, 原始の という意味)




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posted by Riccazow at 00:32 | TrackBack(0) | 好きな音楽
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